最後の恋、最高の恋。
唖然とその様子を傍観している私に、店員さんはとんでもない爆弾を投下した。
「こんな暴力的な弟で、本当にいいの!? 今なら返品きくわよ?」
「……へ?」
ポカンとする私を無視して、
「いや、待って返品されたらコイツのこと貰ってくれる心の大きな人がもう現れないかもしれないわね……、やっぱり返品不可ね!」
と店員さんが一人話を進めて行ってる。
うん、返品不可という以前に付き合ってないし。
最初の話から言ったら、坂口さんは商品じゃなくて物件だし。
その話はこの店員さんが知ってるはずもないから突っ込むことはしないけど、それより何より……、
「ご……、ご姉弟でいらしたんですか?」
そっちの方が驚きなんですけど。