最後の恋、最高の恋。



やっぱりお姉ちゃんへと思考がつながっていったところで、考えることをプツンと止めた。



ダメだ。

何を考えてもお姉ちゃんに結びつけてしまうのは、私の悪い癖だ。




ブンブンと頭を振って、頭を空にする。


「で? あなたが美月ちゃんよね?」

「はい、私が三浦美月ですけど……」


名乗る前に名前を呼ばれてビックリする。

どうして知ってるんだろう。



「学の携帯の待ち受けが春陽ちゃんと知らないこの2ショットでね、とうとう春陽ちゃんとくっついたのかってからかったことがあったんだけど、全力で否定して“俺が好きなのはこっちの美月ちゃんだ”って言われたことがあったのよ」



ふふふ、と思い出し笑いをするお姉さんに、ふいっと顔を反らして違うブースへと移動する坂口さん。

< 83 / 337 >

この作品をシェア

pagetop