最後の恋、最高の恋。
「自分に自信がないのね、美月ちゃんは」
「っ、」
さっきからお姉さんは私の地雷ばかり踏む。
「お姉さんの春陽ちゃんがあんなに自分に自信持ってるのに」
ぐっと拳を握りしめて、それでも笑顔を貼り付ける。
爪が手のひらに食い込んで、痛い。
「姉さん、いじめ過ぎ」
いつの間に戻ってきたのか、坂口さんが私とお姉さんとの間に身体を割り込ませた。
「だって、この子もったいないわ」
「そうだな」
「いいとこたくさんあるのに、それを否定して、自分を嫌ってる」
「……そうだな」
「春陽ちゃんを理想視しすぎて、自分を蔑み過ぎてる」
言ってる意味は分かる。
それでも、言葉言葉が痛くて、笑顔を浮かべるのがやっとだ。