この先生は危険人物につき注意してください
更に5分後。


みのるは、新しい教え子に大切な教師のイメージ作りのためそれぞれ用意してきた面白い話題で盛り上がる教室の前をぼそぼそと歩いていた。

あ〜、いま入ったら絶対に白い目で見られるな・・・。

しかし、そんな活気に溢れた教室の並びに一際沈んだ空気が吹き出しているクラスがあった。



『1―2』


例えるなら【ポイズン(毒)】。近寄ったら生気を吸われそうな・・・そう、中に踏み込めば画面が紫色にかわる他の地面とは違う色をしたフィールドだ。


一体なかはどうなっているのだ?


妙な好奇心が心の奥で体を「入って確かめろ」と刺激するが、心の八割がたがある事に気付き「やめろ!やめるんだ!」と体に拒否反応を起こしている。そのあることとは・・・


「ここ、俺の教室だ・・・」
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