彼氏の余命を知ってる彼女。


無言でデス・クロックを見つめていると、隣にいる死神が小さく口を開いた。


「…目覚める前に聞きたい事がある」


「え?」


「…以前ここへやって来た時に渡したあの珠をまだ持っているか」


まさか逆に質問されるとは思いもせず私の目が点になる。


珠…。前に死神から貰ったガラス玉の御守り。


私は数回首を縦に振り、持っている事を死神に示す。


    
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