彼氏の余命を知ってる彼女。
日付は昨日の昼休み。
…ヒカルも昨日図書室に来たんだ。確かに昼休み、教室にいなかったし。
授業サボるのには最適だって言っていたからよく来てるのは知ってたけど…。
「はっ」
こんなところで水を売っている暇はないんだった!昼休みがなくなってしまう!
気づけば昼休みは残り20分。
私は慌ててカードを拾い、図書室の奥へと進んだ。
──し、し、し──。
まずは“し”の段から探す。“死神”の文字を──。