彼氏の余命を知ってる彼女。


そうか、私、寝る前にヒカルを死なせない方法のことを考えていたから、それが疑問とみなされてここに来てしまったんだ。


「あ、の…」


死神相手にこの相談をしても良いのだろうか…。


と思うと、言葉が詰まる。


「なんだ」


そんな私を気にせずに死神はずいずい聞いて来た。


「…デス・クロックに印された寿命を延ばす方法はないんですか…?」


恐る恐る、心臓を早くさせながら私は聞く。


    
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