彼氏の余命を知ってる彼女。


勝手に呪われるんじゃないかと思っていたので、おもいっきり目を瞑っていると、死神が思いがけない言葉を発した。


「延ばす方法…、それはデス・クロックを消滅させる方法を教えろと言う事か?ない事はない」


まさかの回答に口がポカンと開けてしまう。


「え…え?」


「デス・クロックを消滅させると、印されたモノは延命する。もちろん、次の寿命まで」


「その方法を教えて…っ!」


ガバッと勢いよく死神のマントを掴み、必死になりながら私は叫ぶ。


    



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