彼氏の余命を知ってる彼女。


死神がそう言い放った瞬間、世界が止まったかに感じた。


一瞬にして心臓が速くなる。


「他人の命──…」


それを聞いて、図書室で読んだ本の内容を思い出した。


“大鎌を一度振り上げると、振り下ろされた鎌は必ず何者かの魂を獲ると言われ、死神の鎌から逃れるためには、他の者の魂を捧げなければならないとされる”


鎌などは関係ないが、他の命を捧げれば、という事というのは変わらない。


それもビックリしてしまったが、本当にこの方法が実在する事にもビックリ。


    





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