桜ちる

相沢は麻奈を駅まで送り、
変化の時を迎えているのを感じていた。

もう一度桜を見に行った。
一人で散る桜を観ながら、胸が張り裂ける痛みに耐えていた。
女々しい自分をあざ笑いながら、今死にたいと思った。
櫻子だけでなく両親に昌子と大事な人が皆逝った。

喪失感が大きく、余りに悲しみが深かった。
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