恋イチゴ


恐怖感と戦いながら、ただただ歩く。
希祈の足音だけが響いて妙に気味が悪い。


…しばらくして、やっと昇降口を出た。
案の定、外は想像以上に冷えきっていた。
思わず身震いすると、歯が勝手にがちがちと音を出した。

大丈夫…。
1人でも大丈夫…。


大丈夫、大丈夫、と何度も自分に言い聞かせて、校門を通り過ぎようとしたときだった。


……え………?


これは…幻覚…?


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