ジェフティ 約束
「なあ、傭兵って何のことだよ」
ラルフはシェシルの背中に問いかけた。シェシルはちらりと振り返っただけで何も答えない。
「ここに宿をとったんだ」
表通りの一番端、ラルフが昨日の夜、くぐった門のすぐその脇に建てられた宿屋にさっさと入っていってしまった。ラルフは慌ててその入り口に馬をつなげると、シェシルの背中を追った。
「なあ、どういうことだよ」
「黙ってろ」
いつもと同じように受け答えが短い。
「都合が悪くなると、すぐにそう言うんだな」
またシェシルはちらりとラルフを振り返る。その目には諦めにも似た静かで穏やかな感情がふわりと張り付いていた。
「いいから、後で話してやる。それまで待て」
シェシルはカウンターで顔を引きつらせ恐怖に怯えている男と話し始めた。
――穏やかな表情をしていてもこれだもんな……。
ラルフはシェシルの背中に問いかけた。シェシルはちらりと振り返っただけで何も答えない。
「ここに宿をとったんだ」
表通りの一番端、ラルフが昨日の夜、くぐった門のすぐその脇に建てられた宿屋にさっさと入っていってしまった。ラルフは慌ててその入り口に馬をつなげると、シェシルの背中を追った。
「なあ、どういうことだよ」
「黙ってろ」
いつもと同じように受け答えが短い。
「都合が悪くなると、すぐにそう言うんだな」
またシェシルはちらりとラルフを振り返る。その目には諦めにも似た静かで穏やかな感情がふわりと張り付いていた。
「いいから、後で話してやる。それまで待て」
シェシルはカウンターで顔を引きつらせ恐怖に怯えている男と話し始めた。
――穏やかな表情をしていてもこれだもんな……。