ジェフティ 約束
騒々しい物音にびくびくしながら、長く重苦しい時間を、ただただ黙りこくって耐え忍ぶしかなかった。
外から差し込んでくる光の色が、オレンジ色になり、赤く変わる頃、突然農機具小屋の戸が音を立てて開いた。心臓の音が高鳴り、隣で潜んでいたシラーグが唾をごくりと飲み込む音が、アスベリアの耳に届いた。
「どこに置いてあるんだっけ……」
戸口から差し込む光が、アスベリアの指先までさっと照らし出す。何も知らない無防備な気配が、ためらうことなく農機具小屋の中に入ってきた。息を殺して身を硬くするアスベリアは、入ってきた何者かの小さな足先をじっと見つめた。
――少女……か。
手にオイルランプを持ち、あちらこちらを照らしながら、壁際の棚を覗き込む少女を二人は目で追った。アスベリアが――さてどうしたものか――と、考えを巡らせたその時、シラーグが突然体を起こした。
「きゃ……!」
干草が、アスベリアの周囲に飛び散り少女の小さい悲鳴が一瞬聞こえた。
外から差し込んでくる光の色が、オレンジ色になり、赤く変わる頃、突然農機具小屋の戸が音を立てて開いた。心臓の音が高鳴り、隣で潜んでいたシラーグが唾をごくりと飲み込む音が、アスベリアの耳に届いた。
「どこに置いてあるんだっけ……」
戸口から差し込む光が、アスベリアの指先までさっと照らし出す。何も知らない無防備な気配が、ためらうことなく農機具小屋の中に入ってきた。息を殺して身を硬くするアスベリアは、入ってきた何者かの小さな足先をじっと見つめた。
――少女……か。
手にオイルランプを持ち、あちらこちらを照らしながら、壁際の棚を覗き込む少女を二人は目で追った。アスベリアが――さてどうしたものか――と、考えを巡らせたその時、シラーグが突然体を起こした。
「きゃ……!」
干草が、アスベリアの周囲に飛び散り少女の小さい悲鳴が一瞬聞こえた。