ジェフティ 約束
「ルーヤ、それは……」
「ベルンさん、殺されちゃったんだよ。息子のアスが偉い騎士様だってコドリスに知られて……」
「う、うそだ」
声が喉に張り付いて、うまく発音することが出来ない。
アスベリアは言葉がなかった。勝手に出て行った息子の為に、父親が殺されてしまったことに。不肖の息子だったはずだ。きっと村を飛び出した自分のおかげで、村人たちから後ろ指を差されたりもしただろう。そんな自分の為に……。
「うそなんかじゃないよ!ベルンさんだけじゃない。ユバラおばさんも、ナタシヤもエルレイも、みんな殺されたの!もう、……アスの家族はここにはいないんだよ。だから……、だからね、コドリスと手を結ぶのに最初は反対していた人たちも、みんな従うしかなかったの」
アスベリアの視界が揺らぐ。ずっと心の中に家族の面影を抱いていたわけではない。そんなきれいごとは今さら口にすることは出来ない。がむしゃらに戦場を駆け巡るうちに、両親や弟妹のことはすっかり忘れてしまっていた。そう、ルーヤとの約束も……。
「ベルンさん、殺されちゃったんだよ。息子のアスが偉い騎士様だってコドリスに知られて……」
「う、うそだ」
声が喉に張り付いて、うまく発音することが出来ない。
アスベリアは言葉がなかった。勝手に出て行った息子の為に、父親が殺されてしまったことに。不肖の息子だったはずだ。きっと村を飛び出した自分のおかげで、村人たちから後ろ指を差されたりもしただろう。そんな自分の為に……。
「うそなんかじゃないよ!ベルンさんだけじゃない。ユバラおばさんも、ナタシヤもエルレイも、みんな殺されたの!もう、……アスの家族はここにはいないんだよ。だから……、だからね、コドリスと手を結ぶのに最初は反対していた人たちも、みんな従うしかなかったの」
アスベリアの視界が揺らぐ。ずっと心の中に家族の面影を抱いていたわけではない。そんなきれいごとは今さら口にすることは出来ない。がむしゃらに戦場を駆け巡るうちに、両親や弟妹のことはすっかり忘れてしまっていた。そう、ルーヤとの約束も……。