ジェフティ 約束
「手入れも行き届いておる。わしが手を加えることもないようだが……。坊主、その腰の短剣はなんだ」
ラルフははっとして自分の足元を見下ろした。黒いマントの端からシェシルから渡されていた短剣の柄がはみ出していたのだ。
「これは、シェシルが……」
そう言って腰から抜き取り老人に手渡した時、ラルフはここに着た本当の理由を今さらながら思い出した。
「シェシル?……ああ、シェシーか。おまえさん、奴の知り合いか。道理で。これはわしが打ったもんだ」
手にしていた長剣を鞘に収めてテーブルの上に横たえると、老人は短剣を革の鞘から引き抜きランプの光のそばでじっくりと眺めた。親指の爪の上で刃を滑らせながら、老人は軽く舌打ちする。
「やつめ、乱暴に使っておるわ」
しかし、その口調は少し嬉しそうにも聞こえた。
「おじいさん……、シェルグさんですね。オレ、シェシルにここに来て待つように言われたんだ。後から来るからと」
「おまえさん、シェシーのガキ……なはずはないわな。奴はまだ生きておるのか」
ラルフはなんと答えてよいのかわからず、黙ってシェルグ老の手元を見ていた。
ラルフははっとして自分の足元を見下ろした。黒いマントの端からシェシルから渡されていた短剣の柄がはみ出していたのだ。
「これは、シェシルが……」
そう言って腰から抜き取り老人に手渡した時、ラルフはここに着た本当の理由を今さらながら思い出した。
「シェシル?……ああ、シェシーか。おまえさん、奴の知り合いか。道理で。これはわしが打ったもんだ」
手にしていた長剣を鞘に収めてテーブルの上に横たえると、老人は短剣を革の鞘から引き抜きランプの光のそばでじっくりと眺めた。親指の爪の上で刃を滑らせながら、老人は軽く舌打ちする。
「やつめ、乱暴に使っておるわ」
しかし、その口調は少し嬉しそうにも聞こえた。
「おじいさん……、シェルグさんですね。オレ、シェシルにここに来て待つように言われたんだ。後から来るからと」
「おまえさん、シェシーのガキ……なはずはないわな。奴はまだ生きておるのか」
ラルフはなんと答えてよいのかわからず、黙ってシェルグ老の手元を見ていた。