初恋エスカレーター
出会い

入学

まだ冬の寒さが残る4月上旬。沖並中では、少しざわめきが起こっていた。

「あっ…!!うちの名前あったぁ…。 A組なんだ…」

私は、爽波 ゆず。
今日から沖並中の1年生。でも、実はこの学校に友達は1人もいません…
3月に親が離婚して、大好きなお母さんに着いてきました。

「きっと、みんなより緊張してるのかなー?あたし…」

みんなのざわめきに消されるほど小さい声で呟き、1人教室に向かった。
< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop