もう恋なんてしない
「さっき…大学時代の友人と連絡を取った。
そいつ、弁護士なんだ。
今の僕の置かれている状況を説明したら、“十分戦える”って言ってた」

「戦う・・・?」

「法的手段に出るって事だよ。
今のままじゃ、僕は静かに生活が出来ないからね。
何より瑠璃ちゃん…君に信用して貰えないから」

固い決意を宿した利休鼠の瞳。
それが流星さんの本心なんだと私に伝えて来る。

その時

♪~♪~♪

私達の会話を邪魔をするかのような着信音。


「噂をすれば・・・冴島優香だ」


面倒臭そうに携帯を開く流星さん。


「ほら、見て?」


差し出された画面にはド派手なデコメ。


“ヒド~イ! お祭り、行きたかったのにぃ~。
優香、楽しみにしてたんだからねっ!? ”


文末の、ちょっと拗ねた顔の絵文字が「フンッ!」と言わんばかりに横を向く。

えっえっ!?
優香ちゃんって…こんなキャラなの??

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