もう恋なんてしない
「お前、今日は流星とメシ行くんだろ?
こんなとこでのんびりしてて間に合うのか?」

えっ、なんで兄さんがその事を知ってるの・・・?

「えっと・・・予定が変わったの」

「流星の都合が悪くなったのか?」

「うん。急に大株主さんが来て、大事な話って・・・」

「誰だよ、そいつ・・・」

「中川さんって」

「あのタヌキじじいか・・・」

タヌキじじい?
兄さんも知ってる人?

「瑠璃ちゃん、それは災難だったね。
中川さんなら知ってる。うちの株主でもあるからね。
非常にマイペースな…というか、強引な爺さんだ」

ちょっと呆れたようなミコト様の顔からも、中川さんがあまり好まれていないのがよく分かった。

< 69 / 369 >

この作品をシェア

pagetop