ロ包 ロ孝 2
【今だっ!】
「キィィィィィィ」
ティーは全力で聞き耳を立てる。
カチャカチャと銃が出す音と気配からして、50人は下らないであろう人数がこちらに向かっていた。
【くそ! 足先が無くなっちまったんじゃ修復に時間が掛かる】
血管を絞って出血を止め、痛みの伝わりを断ったティーだが、今回はジェイと居た時のようにもげた部分が残されていない。
『無』の状態から組織を構成し直すのは、流石のティーでも或る程度の時間を要するのだ。
「キィィィィィィ」
ティーは更に【朱雀】を使って聞き耳を立てる。周波数が合うと、墨刀一味の会話が鮮明に聞こえて来た。
「……度は幾ら野郎でも……筈だ。それにこの秘密兵器が有る。60年前の海鮮の軍事機密書類を入手して作った、術の効力を無くす兵器……」
ヒュゥゥゥゥウ
また砂嵐が起こって話は途切れてしまったが、ティーは墨刀側の自信の一端が何なのかを知る事となった。
海鮮の軍隊とティーが戦った時に、対蠢声操躯法用兵器として開発されたあの音波干渉装置を、墨刀一味も手中にしているらしい。
【ははぁ……奴らも中々侮れんな。そんな奥の手を持ってやがったのか】
ティーはまだ立ち上がる事も出来ず、あまつさえ術の効力を失わせる兵器を持ち出されているというのに、何故か落ち着き払っている。
【俺の60年を甘く見るなよ?】
シュゥゥゥゥン
不敵な笑みを貼り付けて、ティーは【北斗】で上空高く舞い上がった。
「奴だ!」「逃がすなっ!」
パン、パンッ ドシュン、ドシュン!
炸裂弾はティーを掠めて虚空へと逸れて行ったが、熱源追尾型のミサイルは唸りを上げて襲い掛かって来る。
シュルシュルシュルルルル……
「チッ、小賢しい。ヮァァァアッ、ダッ、ダッ!」
ドガッ ドカァァァアン
上昇していた空に向かって【北斗】を放ち急制動を掛け、ミサイルをやり過ごすと【皆】で破壊した。
ブァッ ゴォォォ
「ヮァァァアッ!」
ティーは全開で【北斗】を放ち、その爆風から逃れる。
「キィィィィィィ」
ティーは全力で聞き耳を立てる。
カチャカチャと銃が出す音と気配からして、50人は下らないであろう人数がこちらに向かっていた。
【くそ! 足先が無くなっちまったんじゃ修復に時間が掛かる】
血管を絞って出血を止め、痛みの伝わりを断ったティーだが、今回はジェイと居た時のようにもげた部分が残されていない。
『無』の状態から組織を構成し直すのは、流石のティーでも或る程度の時間を要するのだ。
「キィィィィィィ」
ティーは更に【朱雀】を使って聞き耳を立てる。周波数が合うと、墨刀一味の会話が鮮明に聞こえて来た。
「……度は幾ら野郎でも……筈だ。それにこの秘密兵器が有る。60年前の海鮮の軍事機密書類を入手して作った、術の効力を無くす兵器……」
ヒュゥゥゥゥウ
また砂嵐が起こって話は途切れてしまったが、ティーは墨刀側の自信の一端が何なのかを知る事となった。
海鮮の軍隊とティーが戦った時に、対蠢声操躯法用兵器として開発されたあの音波干渉装置を、墨刀一味も手中にしているらしい。
【ははぁ……奴らも中々侮れんな。そんな奥の手を持ってやがったのか】
ティーはまだ立ち上がる事も出来ず、あまつさえ術の効力を失わせる兵器を持ち出されているというのに、何故か落ち着き払っている。
【俺の60年を甘く見るなよ?】
シュゥゥゥゥン
不敵な笑みを貼り付けて、ティーは【北斗】で上空高く舞い上がった。
「奴だ!」「逃がすなっ!」
パン、パンッ ドシュン、ドシュン!
炸裂弾はティーを掠めて虚空へと逸れて行ったが、熱源追尾型のミサイルは唸りを上げて襲い掛かって来る。
シュルシュルシュルルルル……
「チッ、小賢しい。ヮァァァアッ、ダッ、ダッ!」
ドガッ ドカァァァアン
上昇していた空に向かって【北斗】を放ち急制動を掛け、ミサイルをやり過ごすと【皆】で破壊した。
ブァッ ゴォォォ
「ヮァァァアッ!」
ティーは全開で【北斗】を放ち、その爆風から逃れる。