こちらミクモ探偵事務所2

「ダメだ。出ない」

「そっかぁ」

残念そうに呟く羽兎。
しかし、目線は紘哉に向いたままだ。

「ねぇ、紘哉さん」

「何だ?」

「いつまで眼鏡掛けてるの?ダテだよね?それ」

「……あ?」

紘哉は思い出したように眼鏡に触れる。
そして、慌てて眼鏡を取った。

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