こちらミクモ探偵事務所2

弟瑠夢の事を聞き出すはずが、完全に周りのペースに流されていた。

どうやって話を持ち出したらいいのか。
ずっと頭の中をぐるぐるしている。

「ナツミさん、顔赤いよ」

斗南が3番の割り箸を持った女性に言う。
ナツミさんと呼ばれた女性は、否定するようにブンブン手を振った。

「もしかして喜んでるの?」

「そう言うワケじゃあ……」

「そっか……」

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