空を翔びたい





車椅子でどうやって屋上へ?
そんな疑問も吹っ飛ばして階段を一番最後まで掛け上がる。


走っている途中で見かけたエレベーターが5階で止まっていた。

確か、この病院は4階立てのはず。アイツ、これで…




「紅葉!」


サビ臭いドアを開けると、
バカみたいに綺麗な星空と、
バカみたいに夢通り、フェンスの向こうに紅葉の姿。




………正夢だ。



紅葉の次に目に入ったのは倒れた車椅子だった。








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