空を翔びたい




あたしはね。

空が大好きなの。



木に登るのも、
夜、家を抜け出すのも、
空を見たいから。
空の近くに居たいから。


「常にあたしの傍にいて?」

「え?」


「さっきみたいにあたしを助けてよ、ポタ男」


「ポタ男?」


「潤て名前つまんないから、あんたの名前は今この瞬間からポタ男よ。改名しなさい」


「改名は出来ないけど…」



けど、友達にはなってあげるよと笑った顔に心臓が少し震えた。


多分、きっと。


初めての友達。





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