好きだ好きだ、大好きだ。
「はぁー……」
もう一度大きく息を吐き出した私は、空を仰いで、その眩しさに目を細めた。
よしっ!!
両手を胸の前で握りしめ、自分に喝を一つ。
隣で“待ち疲れた”と言わんばかりの表情を浮かべる亜矢ちゃんに向き直った私は、ゆっくりと一歩踏み出した。
「で、どこで待ち合わせしてんの?」
「え? 待ち合わせって?」
「は?」
「え?」
言っている意味がわからず、目をパチパチさせながら亜矢ちゃんを見つめれば、亜矢ちゃんも亜矢ちゃんで、同じような表情を浮かべていて。
「待ち合わせなんてしてないよ?」
「はぁっ!?」
私のその答えに、もはや悲鳴なんじゃないかっていうくらいの奇声を上げる。
「亜矢ちゃん、声デカいよー。みんな見てるし」
「だって、華が意味わかんないこと言うから!!」