クリスマス恋語
『奇跡なわけないでしょ。それはあんたらが選んだ結果なんだから』
『おめでとう夏南先輩っ!!』
ステージの上で守風さんたちが笑顔で僕たちを祝福してくれた。
『では!最後にこの歌を、夏南先輩』
『と、(柏木)』
『にプレゼントしちゃいます!!』
(柏木)って!
最後くらい優しくしてくれてもいいのに…。
『それでは聞いてください!』
『『〝Happy Merry X'mas!〟』』
こうして二人の歌声に包まれながら、クリスマスイブの夜はふけていった。