その仮面、剥がさせていただきます!
王子とあたしの救世主?
誰にも会いたくなくて今日は学校を休んでしまった。


一人でいても何もすることもなく、ただ気が滅入るだけだった。


拓にぃが仕事に行く前に置いていってくれた不恰好なおにぎりを一口かじる。


時間が経っていて硬くなったおにぎりだったけど、料理を一切しない拓にぃがあたしを心配して作ってくれたんだと思うと美味しく感じられた。


あたし。リクと離れるとダメダメだな。


食欲も無くなるし部屋からも出たくなくなってしまう。


何をしたわけでもないのに散らかってしまった部屋を見回してため息をついた。


こんなんじゃ……全然ダメだよね。


おにぎりを食べながら自然と涙が流れてくる。


温かくて幸せな気分にさせてくれるリクのご飯が懐かしい。



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