月を狩る者狩られる者
そしてあの日以来、朔夜は特に何も言わず私の手伝いをしてくれている。
本当は、私が迷っていることを知ってるんだと思う。
それでも朔夜が何も言わないのは、それは私自身が出さなきゃいけない答えだから……。
でも、ただ考えていただけじゃ答えなんか見つからない。
何にせよ、今は行動しかないってことね。
だったら早く起きて今日もまた情報収集に歩き回らないと。
「朔夜、起きて!」
呼んでも起きる様子は無い。
「…………」
ならせめて自分だけでも起きようとするけど、朔夜に抱きつかれた状態のため無駄なあがきだった。