月を狩る者狩られる者

そしてあの日以来、朔夜は特に何も言わず私の手伝いをしてくれている。


本当は、私が迷っていることを知ってるんだと思う。

それでも朔夜が何も言わないのは、それは私自身が出さなきゃいけない答えだから……。


でも、ただ考えていただけじゃ答えなんか見つからない。


何にせよ、今は行動しかないってことね。


だったら早く起きて今日もまた情報収集に歩き回らないと。



「朔夜、起きて!」

呼んでも起きる様子は無い。


「…………」


ならせめて自分だけでも起きようとするけど、朔夜に抱きつかれた状態のため無駄なあがきだった。
< 155 / 421 >

この作品をシェア

pagetop