月を狩る者狩られる者
『こっちだ、もっと下に』

声の導くままに視線を移動させると、そこには――。




「ツッ、ツクヨミぃ!?」

そう、そこにはアイスブルーの瞳を持った黒猫・ツクヨミがいた。


って、待て待て。

常識的に考えてツクヨミなわけないじゃない。

きっともっと下なんだ。
ベッドの下とか?


そう思ってベッドの下を覗き込もうとしたら――。


『どこ見てる。こっちだ、ツクヨミで合ってる』

今しがた見たツクヨミのいる場所から朔夜の声。


私は恐る恐るもう一度ツクヨミに向き直った。

 
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