月を狩る者狩られる者

「えっと……本当に?」

『本当だ』

ツクヨミが僅かに口を動かし、そこから朔夜の声が聞こえる。


気のせいじゃない。

夢でもない。

確かに現実に朔夜の声が聞こえている。


ただし、ツクヨミから。



「でも何でツクヨミから……?」


『ツクヨミと言う名と俺の名は共通するだろう?』

と朔夜が説明を始めた。


確かにツクヨミは朔夜の名前と同じ意味を持つ。

私がそう考えて名をつけたんだ。
< 324 / 421 >

この作品をシェア

pagetop