月を狩る者狩られる者
「じゃあ、もうしないって約束する?」

少年が私の近くまできて、首をちょこんと傾け聞いてきた。


12、3歳のまだあどけなさが残る少年のその動作は、とても可愛らしく見える。


私はほのぼのといった感じで微笑みながら答えた。

「分かった、約束する」

すると少年は満足そうにニッコリと微笑んだ。



「そういえばお姉さん、最近よくここに来てるよね? 何か探しているの?」

「え? うん、何かって言うか人なんだけどね」

答えながら、ちょっとした疑問が浮かぶ。


こんな綺麗な子、今までこの公園で見たことあったかな?

見たらきっと忘れないと思うんだけれど……。


 
< 344 / 421 >

この作品をシェア

pagetop