月を狩る者狩られる者
数日後、私はまだベッドの上に拘束されていた。
今の私じゃあこの鎖は外せないと分かっていても何度も試してみた。
でも、当然ながら外れない。
少しくらいは歪むなりするかな? と思ったけれどそれすらない。
出来ることと言ったら、床ずれしない様に出来る限り身体を動かすことくらいだ。
こんな状態で何日も……下手をすると何ヶ月もこのまま何て耐えられるわけがない。
……ああ、そうか。
耐えられなきゃ、言うことを聞けってことなのね。
可愛い顔をして結構酷い。
結局はそんな考えに行きつく。
そして思考は朔夜のことに移り、ただただ早く逢いたいと思う。
そのためにはこの部屋から出なくてはならないんだ、とまた鎖を外そうと奮闘する。
堂々巡りだ。