月を狩る者狩られる者

「一ヶ月もしてなくて溜まってるんだ。それに今日は満月」

そこで言葉を切った朔夜は私の頬を撫でる。


「こんな美しいお前を見て、我慢できるわけが無いだろう?」

そしてむしゃぶりつく様に首筋を吸われた。

「ああっ!」


朔夜はその言葉通り我慢出来ないようだった。

その唇や手はせわしなく動いている。


ここまできて、私に逆らえるわけが無い。

それに、朔夜と抱き合いたかったのは私も同じだったから……。


私はいつの間にか朔夜の背中に腕を回し、彼を受け入れていた。
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