月を狩る者狩られる者

「もう、いい加減佐久間さんからかうの止めたら?」

「さあ、どうするかな?」


沙里さんにも報告するために、いつもの喫茶店へ向かいながら先程のことを話していた。

朔夜の表情を見る限り、しばらく止めるつもりはなさそうだ。


私はやはり――。


佐久間さん、ごめんなさい。


と心の中で謝るだけだった……。




「望、先に沙里の所へ行っていろ」

途中で朔夜が突然そんなことを言い出した。
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