月を狩る者狩られる者
唇が離れると、僅かに透明な架け橋が出来、途切れた。

「あっ……」

「そのままもう少し静かにしていろ」

体に力が入らない私は、朔夜の言葉に反論したくても出来ない。


そのまま、車は動き出した。




しばらくすると、私は大分落ち着いていた。

正確には諦めただけなのだけど……。


それでも落ち着いたには変わりないので、ぽつりと呟くように朔夜に質問する。


「どうやって私のアパートの場所見つけたの?」

「……調べようと思えば、いくらでも調べようはある」

微妙に答えになってない返答をされた。
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