【完】あたしが君を守るから
「あー...。最近、支部の新人くんが自分の携帯からこういうの送ってきたからさ...」
気まずそうに苦笑する。
「つまり。今回もそういうのだって、勘違いした訳ね」
「すんませーん」
謝る気更々ない口調。
でも、上杉さんのアドレスがどこからか漏れてるってことだよね。
それに今回だって、わざわざ支部に連絡していない。
たかが遊園地で、近場だったから。
ということは、あたしたちの身の回りで誰かが聞いていたってこと...?