【完】あたしが君を守るから
あ、そうだ。
「ミシェルちゃん」
あたしが呼びかけると、彼女はあたしを見つめた。
そっと離して、今度は椎の方に向けさせる。
"?"と首を傾げる。
「お兄ちゃんの名前も覚えようか」
優しく話掛けるも、言葉を理解していないのか首を傾げたまま。
そーだった。
ナーメン、だっけ?
「ナーメン...」
椎を指指して、アクセントも違うまま発音する。
伝わるかなぁ...。
ドキドキしながら、彼女の返答を待つ。