【完】あたしが君を守るから
暢気にノートに落書きしてる。
教室中の女の子の熱い視線が、向けられているとは知らずに。
「今週中にペア作って、この紙に名前を書いておいてねーっ」
紙を指指すと、彼女は教壇から降りた。
少しだけざわつく教室。
あ。少しじゃなかった。
すぐに女の子たちが椎へと駆け寄る。
メイクもバッチリで、ヘアスタイルも編み込みなんて器用なことしてる。
あたしなんて、メイクすらできないのに。
髪だって、緩くサイドに結ぶだけ。
ちょっとだけ、惨め。