【完】あたしが君を守るから



すると桐はガバッと勢いよく顔を上げる。




? どうしたの?



不思議に思いながら見つめる。




「部活見に来てって言ったのに、来てくれなかったじゃん!」




頬を膨らませて睨む彼。




ちょっと、ここでその話は...。




「いや、行きたかったんだけど、生憎仕事が...」




慌てて顔を引きつらせながら、桐を宥める。





お願い、椎には何も言わないでねー...?


< 6 / 512 >

この作品をシェア

pagetop