†蝶龍†―1―
「・・・・・そうだね。早く車に乗ろうか。星が結構待ってるみたいだしね」
「そうだねぇ」
「あげは、行くぞ」
「・・・・・ん」
皆で車の中へ乗り込んだ。
「紅蓮、どうでしたか?」
星が車を運転しながら聞いてきた。
「幹部・副・総長に傷付けて来た。奏はしつこかったから深く撃った」
「そうですか・・・・・。明日は学校どうしますか?」
明日か・・・・・・・・・・・
紅蓮の所行かなきゃなんないんだよな。
「行くところあるから昼から行く」
そして私が何所へ行くのか分かったらしく、
「紅蓮・・・・・やはりあげは様の邪魔になりますね。
蒼牙(そうが)を動かしますか?」
蒼牙か・・・・・・・
まだ早いだろう。
「もう少し様子を見る。私の邪魔になる様だったら、その時蒼牙を動かす」