あやまち
「何で?」



さっきと同様、その応えを簡単には口にできなくて……


どうしてそう思ってしまったのか、聞いてみる。


そしたら……



「だって、悠亜の肌、異常なくらいに真っ白。この陽射しじゃ考えられないよ」



確かに、今はほんとに夏?と聞きたくなるくらいに、肌が真っ白。


アウトドア派のあたしには、あり得ない。


最近は翔太と外へ出るようになったとはいえ、ほとんどは陽が沈んだあと。


だから、日焼けなんてするはずがないんだ。


自分の真っ白な腕をそーっと擦りながらそんなことを考えていると……



「それに――」



また、麻希が口を開いた。



「悠亜、痩せすぎ。たった三週間でこんなに痩せちゃったら、食べてないってすぐにわかるよ」



『痩せすぎ』と言われたけれど、これはあまり自覚がなかった。

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