あやまち

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「そっか……」



凄く迷ったけれど、この三週間の翔太の束縛ぶりを全て麻希に話した。


嗚咽混じりに話すあたしを宥めながら、時々相槌を打って、最後まで黙って聞いてくれた。



「翔太って、そういうことをするヤツだったんだね。でも……あたしが、あんな話に乗らなきゃ、こうなることもなかったんだよね、ほんとにごめんね」



確かにそうだけど、今更どうこう言ってもしょうがないし、瞳を伏せたまま首を横に振る。



「悠亜、うちに来る？」


「えっ」


「だって、アパートはもう引き払っちゃったんでしょ？」



そう、一ヶ月ほど前に翔太から一緒に住もうと言われて……


一週間前から、新しいアパートで同棲を始めた。


だから、前に住んでいた部屋は、もう解約してしまったんだ。