あやまち
「あのコテージで渉から『遊んだ覚えはない』って言われて……、渉のほんとの想いを聞いて……、正直少し動揺した。だって、渉の想いが真っ直ぐすぎるんだもん。……それでもね、渉への想いも翔太への想いも、変わることはなかったんだ」



でもこの三週間、翔太にみっちり束縛されて……


毎日、抱かれ続けて……


気付いたら、あたしの心も身体も限界だった。



「翔太からすれば、あたしが渉とあーなってしまったことを怒るのもわかる。あたしだって、翔太が他の子と……って考えたら、きっとおかしくなってると思う。だから、それはしょうがなかったんだって思ったりもする」



あたしが逆の立場だったら……


同じことはしないにしても、嫉妬に狂ってとんでもないことをしてたかもしれないもん。

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