私が恋愛しない理由。




卒業の朝は三年前の入学式と同じ 雲ひとつない 快晴だった。


ただ一種の儀式のように卒業証書を手に入れて旅立って行く。





泣いてる子もいっぱいいたけど 学校はこうやって毎年同じように卒業生を送り出していて、それがもう何十年も続いているわけで…


そんな当たり前のことを考えてしまうたび涙なんてひいてくるのが分かる。



< 8 / 69 >

この作品をシェア

pagetop