【完】彼氏捨てます!part1【番外編更新中】
「な、ななな何を!?」
私の心臓は勢い良く脈打ち始めた
「何をってそりゃあ…」
口角を上げて意地悪く微笑むと近い顔をさらに近付けてきた
キ、キキキス!!!?
抵抗する隙も与えず顔が近付いて来たから
ギュッと目を瞑ってキスを受け入れた…のに
「ズボン…忘れてる」
え?………ズボン??
ギュッと瞑っていた目をゆっくり開くと目の前に海斗はいなくて
「ズボン履かずに外出る気だった?」
足元にしゃがみ込んで脚を指差していた
「まさかキスされるとか思ったんじゃねぇーよな?」
口に手を当てて笑っている海斗を見て顔が”かぁー“って一気に赤くなるのがわかった