IMITATION LOVELESS -Remember-
「……スカート 剥がしてあげようか?」
「結構です」
優夜の悪戯げな言葉に憐は即答した。
「じゃ、太股なんか気にならないくらいのキス…、しよ?」
「え……それは、ちょ……んん!」
優夜は憐の前に屈むと下から憐の唇を半ば無理矢理に奪う。
いきなりの口付けに憐は体の力が抜けてしまった。
崩れ落ちそうな憐の体を優夜が支える。
「……ん」
「…」
憐が薄く瞼を開くと、優夜はキスを続けながら妖しく微笑む。
「…イイ顔」
一旦離した唇をもう一度、深く重ね合わせる。