彼ハ知ラナイ【短編・完】




彼の顔が目の前にあって。


その目はぱっちりと開いていた。






「……起きたね。」

「………ん。」




腰が痛い。


いったいあたしは何をされたんだ…





「なんか、皐月なんだなって意識したら止まんなくなった。体キツイ?」




何を、言ってるのか。


ホントにわからない。




彼は、何を考えてるんだろう。



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