北極星の約束
「ああ、ごめんね。



なんか頭痛くって…」


「え、まじ!?いつから?」



「雑貨屋さん出たくらいからかな。

でも、大丈夫やから心配しんといて。


聞いとるだけで楽しいし、ね?」




心配かけまいと思い、鈴が無理して冬に言っているのを

颯は隣で黙って見ていた。



「そっかぁ、もし悪くなったら言ってね?」


「うん」



冬はそのまま大輝のところに戻って、また歌い始めた。





「大丈夫か?」


「へ?」


鈴の頬に冷たいものが触れた。

気付くと颯が缶ジュースを持って隣に立っていた。




「あ、ありがとう。

大丈夫だよ」



鈴は渡された缶ジュースを手に包んだ。


「でも、顔色悪いぞ」


「そうかな?

けど、だいじょ…」



「大輝!」



鈴が言い終わる前に、颯は大輝の名前を呼んだ。
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