北極星の約束
「優しいね」

鈴が微笑みかけると颯は顔を逸らしてしまった。



「つか、颯がそんなことするとか

珍しいな。



まず、女と喋らんのにな」



「そうなん?
颯くん、かっこいいからモテそうやのに~。



ね?鈴」



「あ、うん。
奏咲くん、すごいモテそ…っいた……」



急に頭痛に襲われた鈴は、頭を抱えてうずくまってしまった。



「鈴っ!
大丈夫!?」

「おい、野風!」



「だい…じょぶ……」



鈴は痛みの中で声を絞り出した。


次第に痛みは弱くなっていった。


「鈴……」



「もう大丈夫。
ごめんね、心配かけちゃって」



「本当に大丈夫なん?
無理せんでいいんやで?」



「うん、平気。

でも、今日はもう休みたいで、帰ってもらっていい?」



平気とは言いながらも、まだ痛みは続いていた。



このまま一緒にいてもらっても心配をかけるだけだと鈴は思った。
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