北極星の約束
冬の言葉を聞いて、鈴の目には涙が溢れた。



でも、ここで泣いてはいけない。
そう思った鈴は涙を必死に堪えた。




「ね!せっかくやし、
大輝と颯くんとこ行かん?

今、大輝からメール着て、4人で遊ばへんかって…嫌?」



「ううん、全然いいよ!」








大輝に連絡をした鈴と冬は、
待ち合わせ場所と指定された駅前に行った。

すでに大輝と颯は着いているようだった。


「ごめん、待った?」

「ちょっとな」

「そこは普通、
今来たとこやでとか言うんちゃうのー?」



大輝と冬は相変わらず仲が良い。

鈴はそんな2人を冬の後から見ていた。



そして、そんな鈴を大輝の後から、
颯が見ていた。




「あ、そうや。

野風」


冬とじゃれ合っていた大輝が、急に鈴の方を向いた。



「俺、冬と行きたいとこあるで、
颯と一緒にその辺回ったってくれん?」




「はぁ!?」


「え?」


「ちょ、大輝!?」



大輝の言葉に、鈴、冬、颯は絶句した。
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