美男と珍獣




『寝たふりだったの??!』


泉くんを軽く睨み付ければ


『誰かさんがモゾモゾ動くから。』


これっぽっちも悪いと思ってないのか
覆い被さってくる 。


『いや、離して!泉く『…めんな ?』』



泉くんがあたしの声を遮った。

『え、もう一回言って??』


『だから、ごめんっ。
キスしたこととか、色々
泣かすつもりなかったのに』


申し訳なさそうに 謝る泉くん…



『… ううん。
あたしこそ、泣いたり大袈裟だった!
あ、あのさ…1つ質問していい?』


『ん?なに?』

不思議そうにみつめてくる泉くん。

キスされたときは
思わず泣いてしまったけど
それは、嫌 っていう涙ではなく
驚きの涙だったのかも、…

抱きしめられるのもキスされるのも
不思議と嫌じゃない、

むしろ、ドキドキするんだよね。


しかも、あんなのこと言われたら
ますます、ドキドキしちゃう 。


でもあの時、酔ってたから 泉くん。
酔った勢いで言ったのかも。

そう思うと 胸がズキズキする。



『昨日、あたしに言ったこと
覚えてる……???』
< 25 / 28 >

この作品をシェア

pagetop